投手の能力-2

次に話題にしたいのは被本塁打です。

考え方としては、イニング・打者ごとに「どれだけ本塁打を打たれるか」と「安打のうちどれだけが本塁打か」がありますが、今回は前者でみていくことにしましょう。

   防御率   HR/打者 
野村 3.35( 9位)  .014( 5位)  
関根 5.47(25位)  .023(19位)  

武末 3.10( 5位)  .011( 2位)
林  2.40( 2位)  .015(10位)
野口 3.17( 6位)  .027(23位)
荒巻 2.08( 1位) .010( 1位)

被打率・三振の時にでてきた武末・林両投手と、四球・Xの時にでてきた野口・荒巻両投手を並べてみました。
同じ話題の時にでてきた投手にもかかわらず、3組とも被本塁打には差がありますね。

次は、最初にでてきた「打たせてとる」というのがあるか、という話題にも関連があります。
筆者は、「投手補殺」(ほとんどがピーゴロ)の多い選手であれば、「守備が簡単にさばける打球」もまた多いではないか と推定しました。
また、「投手の併殺関与」が多い投手であれば「守備が簡単に併殺にできる打球」が多いとも思いました。
実際、併殺の獲得数があきらかに多い投手は時々出現します。
併殺のみ、数が少ないので10倍した数値です。

   防御率   補刺殺/打者 併殺*10/打者
野村 3.35(9位)  .081( 1位)  0.12( 1位)
関根 5.47(25位)  .057(13位)  0.04( 9位)

野口 3.17( 6位)  .055(15位) 0.03(16位)
荒巻 2.08( 1位) .076( 2位) 0.04( 9位)
武末 3.10( 5位)  .069( 7位) 0.05( 5位)
林  2.40( 2位)  .049(18位) 0.03( 9位)

野村投手堂々の両方1位ですね。
安打は打たれるが、四球が少なく、被本塁打も少ない。要所で打ち取って併殺をとる なんかスタイルが見えてくるような・・ 

次回、ランキング形式でみると、またなにか見えるかもしれないですね。
(できるだけはやくしたいな・・)

PS、今回、「投手併殺」から、「投手が打ちとった併殺」を推定した訳ですが、MLBでは、「投球回における併殺」がわりとポピュラーな数値としてでてきます。MLBは大したものです。

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